投資信託は、少額から複数の株式や債券へ投資できる金融商品です。NISAや証券会社の積立サービスを利用すれば、投資経験がない人でも始めやすくなっています。

一方で、「銀行で勧められたから」「ランキング上位だったから」「分配金を毎月受け取れるから」といった理由だけで購入すると、想定していなかった値下がりや手数料に直面することがあります。

投資信託で後悔しないためには、値下がりを完全に避けることではなく、どのような失敗が起こりやすいかを知り、生活に影響しない範囲で運用することが重要です。

失敗1:生活に必要なお金まで投資する

投資信託は、預金の代わりにすべてのお金を置いておく商品ではありません。生活費や近い将来使う資金まで投資すると、必要な時期に値下がりしている可能性があります。

近いうちに使う資金は投資に向かない

投資信託には元本保証がありません。購入から数か月後に大きく値下がりする可能性もあります。

家賃、住宅ローン、食費、教育費、税金など、近いうちに支払う予定がある資金を投資すると、値下がりした状態で売却しなければならないことがあります。

長期で保有すれば価格が回復する可能性はありますが、必ず回復するとは限らず、回復までに何年かかるかも事前には分かりません。

生活防衛資金を先に確保する

病気、けが、失業、家電の故障などに備える資金は、普通預金などすぐに引き出せる場所へ確保します。

必要な金額は、毎月の生活費、家族構成、雇用形態などによって異なります。会社員と自営業者では、収入が途絶えたときに必要な備えも同じではありません。

預金を残すことは投資の機会を逃すことではなく、投資信託を値下がり時に売らずに済むための備えになります。