投資信託を始める際に、多くの人が検討する制度がNISAです。NISA口座で投資信託を購入すると、売却益や分配金が非課税になります。

ただし、NISAは投資による損失を補償する制度ではありません。NISAで購入した投資信託も、相場や為替の変動によって元本割れする可能性があります。

NISAの税制上の利点を生かすためには、年間投資枠を使い切ることより、自分の家計と運用目的に合う投資信託を無理なく保有することが重要です。

NISAとはどのような制度?

NISAは、投資信託や株式を購入するための商品名ではなく、投資で得た利益を非課税にするための口座制度です。対象商品には通常の投資と同様に価格変動があります。

投資で得た利益が非課税になる

通常、株式や投資信託を売却して得た利益や、受け取った配当金・分配金には約20%の税金がかかります。

NISA口座で保有する対象商品から得た売却益や配当・分配金は非課税です。※1

例えば、投資信託を購入して利益が出た場合、課税口座では利益から税金が差し引かれます。NISA口座では対象となる利益に税金がかからないため、利益をそのまま受け取れます。

一方、利益が出なければ非課税の恩恵もありません。税制上の利点があることと、運用成績が良くなることは別です。

非課税で保有できる期間は無期限

2024年からのNISAでは、非課税保有期間が無期限になりました。制度自体も恒久化されているため、従来の制度のように非課税期間の終了を意識して商品を売却する必要がありません。※1

長期で保有しやすい仕組みですが、長期間保有すれば必ず利益が出るわけではありません。投資対象や購入時期によっては、長く含み損が続く可能性もあります。