投資対象と地域を確認する
ファンド名に「成長」「厳選」「安定」などの言葉が含まれていても、実際の値動きは投資対象によって決まります。目論見書で、何に投資する商品なのかを確認します。
株式・債券・REITの割合
株式中心のファンドは企業の成長を取り込める一方、相場下落時の値動きが大きくなりやすい商品です。債券中心のファンドは値動きが抑えられる場合がありますが、金利や信用力の影響を受けます。
バランスファンドでは、株式と債券の比率を確認します。商品名が似ていても、株式の割合が異なればリスクの大きさも変わります。
国内と海外の割合
国内株式ファンドは日本企業、外国株式ファンドは海外企業へ投資します。全世界株式ファンドも、日本を含む商品と日本を除く商品があります。
海外資産では為替変動が評価額に影響します。投資対象の株価が上昇しても、円高によって円換算した利益が減ることがあります。為替ヘッジの有無も確認が必要です。
特定業種への集中度
半導体、AI、医療、環境、ロボットなどのテーマ型ファンドは、関連企業の成長をまとめて取り込めます。一方、投資する業種が限られるため、幅広い市場へ投資するファンドより値動きが大きくなる可能性があります。
既に個別株や別のテーマ型ファンドを保有している場合、同じ企業が重複して組み入れられていないかも確認します。商品数を増やしても、投資先が同じであれば十分な分散にはなりません。
インデックス型とアクティブ型を比較する
運用方法を確認する際は、インデックスファンドとアクティブファンドの違いを理解しておく必要があります。どちらかが常に優れているのではなく、運用目標と費用が異なります。
インデックスファンドの確認点
インデックスファンドでは、どの指数への連動を目指すのかが重要です。国内株式市場全体を対象とする指数、米国の大型企業を対象とする指数、先進国や全世界の株式を対象とする指数などがあります。
同じ指数への連動を目指すファンドが複数ある場合は、信託報酬、純資産総額、指数との連動性、資金流出入などを比較します。信託報酬が低くても、規模が極端に小さい場合や運用が不安定な場合があります。
アクティブファンドの確認点
アクティブファンドでは、どのような基準で銘柄を選んでいるかを確認します。成長企業を選ぶのか、割安な企業を選ぶのか、配当を重視するのかによって、得意な市場環境が異なります。
過去の成績を見る際は、単年の上昇率だけでなく、複数の相場環境でどのような値動きをしたかを確認します。市場が上昇したときだけでなく、下落したときに比較対象となる指数より損失を抑えられたかも判断材料になります。





