証券会社や銀行のウェブサイトで投資信託を検索すると、多数の投資ファンドが表示されます。国内株式、米国株式、全世界株式、債券、REIT、バランス型など選択肢が多く、何を基準に選べばよいか迷うことがあります。

直近の値上がり率や人気ランキングは分かりやすい情報ですが、それだけで投資ファンドを選ぶと、自分の目的とは異なる商品を購入する可能性があります。運用実績が良く見えても、特定の業種に集中していたり、為替変動の影響が大きかったりすることがあります。

投資ファンドを比較するときは、投資目的、投資対象、運用方法、手数料、純資産総額、分配方針などを順番に確認することが重要です。

ファンドを選ぶ前に投資目的を決める

商品を検索する前に、その資金を何のために運用するかを整理します。目的が決まっていなければ、値上がりしている商品を追いかけるだけになりやすいためです。

いつ使う資金なのか

数年後に使う予定の資金と、10年以上使わない資金では、選べる投資ファンドが異なります。使用時期が近い資金を株式中心のファンドへ投資すると、必要な時期に値下がりしている可能性があります。

長期間使う予定がない場合は、途中の価格変動を受け入れながら株式の成長を待つことができます。投資期間は「何年間保有したいか」ではなく、「いつまで使わずに置いておけるか」で考えます。

どの程度の値下がりを受け入れられるか

高い収益を期待できる商品ほど、価格変動が大きくなる傾向があります。評価額が下がったときに眠れないほど不安になったり、生活費が足りなくなったりする投資額では、運用を続けることが難しくなります。

値下がりへの耐性は、性格だけでなく収入や資産額によっても変わります。投資経験が少ない場合は、少額から保有して値動きを確認する方法があります。