「定期預金を解約する人が増えている」という話を見聞きすると、自分も預金を寝かせたままにせず、投資などに移したほうがよいのではないかと考えるかもしれません。
定期預金を解約すれば、個別株や投資信託などを購入する資金にできます。預金利息よりも高い利益を期待し、株式投資を検討する人もいるでしょう。
しかし、定期預金を解約する人が全国的に増加していると断定できる公的なデータは確認できません。
家計の預金は減っている?
日本銀行の公表資料によると、2026年3月末時点における家計の現金・預金残高は1126兆円で、前年同期比0.6%増でした。家計全体で見ると、現金・預金が一斉に減少している状況ではありません。※1
この数字には普通預金や定期預金などが含まれているため、定期預金だけの解約状況を表すものではありません。
ただし、「多くの家計が銀行預金を引き出し、株式投資へ移している」と一律に説明することは難しいと分かります。





