定期預金の金利と配当利回りを単純に比べない
定期預金の金利と、株式の配当利回りは性質が異なります。
配当利回りが高く見える株式でも、配当金が将来にわたって維持される保証はありません。企業業績の悪化によって減配や無配になる可能性があります。
また、配当金を受け取っても、株価がそれ以上に下落すれば、資産全体では損失になることがあります。
配当利回りが高い理由が、株価の急落によるものである可能性にも注意が必要です。
一括投資ではなく分けて購入する考え方
定期預金を解約してまとまった資金ができても、その全額を同じ日に投資する必要はありません。
購入時期を複数回に分ければ、高い価格で全額を購入するリスクを抑えやすくなります。
投資先についても、1社だけでなく複数の企業や投資信託へ分けることで、特定の企業から受ける影響を抑える方法があります。
金融庁は、投資における不安と付き合う方法として、長期・積立・分散投資を紹介しています。ただし、これらを実践しても損失が完全になくなるわけではありません。※4
定期預金の一部を株式投資へ回せる人
- 生活費を別に確保している
- 医療や介護に備える預金がある
- 数年以上使う予定のない資金である
- 株価が下落しても生活に影響がない
- 複数の銘柄や商品へ分散できる
- 企業や商品の内容を確認できる
- 短期間で利益を出すことを前提にしていない
定期預金を残したほうがよい人
- 定期預金が老後資金の大部分を占めている
- 数年以内に使う予定がある
- 値下がりすると生活費が不足する
- 損失を受け入れられない
- 高配当という理由だけで銘柄を選んでいる
- 他人に勧められて初めて投資を考えた
- 短期間で資金を増やす必要がある
出典:
※1 日本銀行「2026年第1四半期の資金循環(速報)参考図表」
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
※2 金融庁「NISAの抜本的拡充・恒久化のイメージ」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/summary.pdf
※3 金融庁「預金保険制度」
https://www.fsa.go.jp/policy/payoff/
※4 金融庁「資産形成の基本」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/invest/





