退職金を受け取ったら、「減らしたくないので全額を銀行に預けておこう」と考える人も多いでしょう。
普通預金や定期預金には、株式や投資信託のような大きな価格変動がありません。しかし、退職金の全額を預金に置くことが、必ずしも老後資金を守ることにつながるとは限りません。
物価が上がれば、口座残高が変わらなくても、お金の実質的な価値は下がります。退職後の生活費が年金収入を上回れば、退職金も少しずつ取り崩すことになります。
退職金を受け取ってすぐ銀行口座から引き出す人も、旅行や買い物に使っているとは限りません。新NISAを始めるために証券口座へ移したり、預金と投資信託に資金を分けたりするなど、老後資産の置き場所を見直している場合があります。
そこで検討したいのが、生活に必要なお金は預金として残し、当面使わない資金の一部を新NISAや投資信託で運用する方法です。
本記事では、退職金を全額預金したままにする注意点と、60代から資産運用を始める際の考え方を解説します。





