運転免許証の画像とハッカーのイラスト

流出が見つかったときに確認したい悪用の兆候

メールアドレスなどの流出が確認されても、それだけで実際に悪用されたとは限りません。次に確認したいのは、不正ログインや身に覚えのない決済・契約など、第三者が情報を利用した形跡がないかです。

メールやSNSのログイン履歴を確認する

メール、SNS、通販サイト、クラウドサービスなどでは、最近ログインした端末やアクセス履歴を確認できる場合があります。

知らない端末からのログイン、身に覚えのないパスワード変更通知、登録メールアドレスや電話番号の変更などがないか確認します。特にメールアカウントは、ほかのサービスのパスワード再設定に使われることもあるため優先して確認したいアカウントです。

IPAにも、SNSへの身に覚えのない投稿や、ショッピングサイトでの身に覚えのない購入など、不正ログインに関する相談が寄せられています。

カードや銀行口座の利用履歴を確認する

クレジットカード番号や金融関連情報が漏れた可能性がある場合は、カードの利用明細や銀行口座の入出金履歴を確認します。

少額であっても身に覚えのない利用があれば、カード発行会社や金融機関の公式窓口へ連絡し、利用停止や再発行など必要な対応を確認します。

ダークウェブ監視で何も検知されていなくても、不正利用が発生していないとは限りません。セキュリティサービスによる監視と、実際の利用履歴の確認は別のものとして考える必要があります。

知らないクレジットやローンがないか確認する

氏名、生年月日、電話番号、本人確認書類などの流出が疑われ、「自分名義で何か申し込まれていないか」が心配な場合には、信用情報を本人開示する方法があります。

CICでは、本人が自分の信用情報を開示し、CIC加盟会社とのクレジットやローンなどの契約内容、支払状況、借入残高、申込みの記録などを確認できます。

インターネット開示の手数料は500円で、利用にはCICに登録されている電話番号や、署名用電子証明書が有効なマイナンバーカードなどが必要です。CICの情報開示は「ネット上に個人情報が流出したか」を調べるサービスではなく、自分の信用情報に知らない申込みや契約がないか確認する手段です。

企業から漏えい通知が届いた場合も内容を確認する

利用している企業やサービスから個人情報漏えいの通知を受けた場合は、何の情報が対象なのかを確認します。

メールアドレスだけなのか、氏名・住所・電話番号・パスワードなども含まれるのかによって必要な対処は変わります。通知に記載された対象情報や、事業者が案内している対応方法を確認してください。

次ページでは、実際に個人情報の流出やアカウントの不正利用が疑われる場合に、何から対応すればよいかを整理します。