運転免許証の画像とハッカーのイラスト

銀行口座・携帯電話・投資口座の不正契約はどう確認する?

運転免許証画像の悪用先は借入れやクレジットだけではありません。銀行口座、携帯電話、FXなどの口座開設に本人確認書類が利用される場合があるため、信用情報とは別の確認も必要です。

銀行口座は信用情報の開示だけでは確認できない

全国銀行個人信用情報センターは銀行ローンなどの信用情報を扱っていますが、預金口座を開設する際には同センターへの照会を行わないと案内しています。

つまり、全国銀行個人信用情報センターを開示して「知らない銀行が載っていない」からといって、自分名義の預金口座が作られていないことまで確認できるわけではありません。

銀行から届いた口座開設完了通知、キャッシュカード、デビットカード、本人確認に関するSMSやメールなどに心当たりがなければ、その金融機関の公式窓口へ確認します。

知らない銀行・FX口座が作られた相談もある

名古屋市消費生活センターには、アルバイト応募のために運転免許証の写真を送った後、本人の知らないインターネット銀行口座やFX取引口座が開設されていたという相談事例が寄せられています。

自分名義の口座が詐欺などの資金移動に使われれば、自分自身が利用していなくても金融機関や警察から確認を求められる可能性があります。不審な口座開設通知に気づいた時点で、早めに金融機関へ事情を説明することが重要です。

携帯電話は「回線」と「端末の分割契約」を分けて確認

携帯電話の契約でも運転免許証は本人確認書類として利用されています。本人になりすました携帯回線の契約だけでなく、スマートフォン本体を分割払いで購入されるリスクにも注意が必要です。

携帯電話本体の分割契約など、信用取引として登録されるものはCICなどの信用情報から見つかる場合があります。一方、回線契約そのものが信用情報ですべて確認できるわけではありません。

知らない携帯会社から契約完了通知、料金請求、端末発送などの連絡が届いた場合は、その通信会社の公式窓口へ確認します。

FX・証券なども信用情報とは別に考える

FXや証券などの取引口座も、一般的なクレジット契約とは仕組みが異なります。口座が作られたからといってCICやJICCの信用情報に必ず表示されるわけではありません。

免許証画像を渡した後は、郵便物だけでなく「口座開設完了」「本人確認完了」「ログイン情報」といったメールやSMSにも注意します。自分で申し込んだ覚えがなければ、メッセージ内のリンクからログインせず、会社名を確認して公式窓口へ問い合わせる方法が安全です。

次ページでは、まだ実害が見つかっていない段階でも利用できる「本人申告」を含め、免許証情報が漏れた直後にできる対策を整理します。