投資信託で見るべき基本項目
投資対象
まず確認したいのは、その投資信託が何に投資しているかです。
日本株なのか、米国株なのか、全世界株式なのか、債券なのか、REITなのかによって、値動きの大きさやリスクが変わります。
また、半導体、AI、インド株、高配当株など、特定のテーマに集中して投資する商品もあります。テーマ型ファンドは成長期待がある一方で、値動きが大きくなりやすい点に注意が必要です。
信託報酬
信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる運用管理費用です。
信託報酬は毎日少しずつ差し引かれるため、普段は意識しにくい費用です。しかし、長期で保有する場合は、信託報酬の差が運用成果に影響することがあります。
同じような投資対象の商品であれば、信託報酬が高すぎないかを確認しましょう。
純資産総額
純資産総額とは、その投資信託に集まっている資金の規模を示すものです。
純資産総額が大きい投資信託は、多くの投資家から資金が集まっていると考えられます。一方、純資産総額が小さすぎる商品は、運用が安定しにくかったり、将来的に繰上償還される可能性があったりします。
ただし、純資産総額が大きければ必ずよいというわけではありません。投資対象、手数料、運用方針とあわせて確認することが大切です。
運用実績
過去の運用実績を見ることで、その投資信託がどのような値動きをしてきたかを確認できます。
ただし、過去の成績が良いからといって、将来も同じように上がるとは限りません。特に直近で大きく上がっている商品は、すでに人気化している可能性もあります。
過去の実績は参考情報として見ながら、将来のリスクも考える必要があります。
リスクの大きさ
投資信託は商品によってリスクの大きさが異なります。
株式中心の商品は値動きが大きくなりやすく、債券中心の商品は比較的値動きが小さくなる傾向があります。ただし、債券型でも金利や為替の影響で値下がりすることがあります。
50代以上が投資信託を選ぶ場合、自分がどのくらいの値下がりに耐えられるかを考えておくことが大切です。
投資信託とNISAの違いは?商品と制度を分けて考える
初心者が混同しやすいのが、投資信託とNISAの違いです。
投資信託は金融商品です。一方、NISAは投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。
金融庁によると、2024年からのNISAでは非課税保有期間が無期限となり、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になっています。(※2)
つまり、NISAという商品を買うのではなく、NISA口座の中で投資信託や株式などを買うという考え方です。
NISAを使えば税制面のメリットがありますが、投資信託そのものの値下がりリスクがなくなるわけではありません。非課税メリットだけで選ばず、商品内容を確認することが大切です。





