購入後に確認する項目

投資ファンドは購入して終わりではありません。ただし、毎日の値動きを見て頻繁に売買すると、長期投資の方針が崩れやすくなります。確認する時期と項目を決めておくことが大切です。

評価額と損益

現在の評価額、投資した金額、受け取った分配金を確認します。短期間の損益だけで売却を決めず、値下がりの理由が市場全体によるものか、ファンド固有の問題かを考えます。

資産配分

株式が上昇すると、当初より株式の割合が高くなることがあります。値下がりした際の影響も大きくなるため、定期的に預金、株式ファンド、債券ファンドなどの割合を確認します。

配分が大きく変わった場合は、値上がりした資産の一部を売却する、今後の積立先を変更するなどして調整できます。

運用方針や手数料の変更

ファンドの運用方針、信託報酬、運用担当者、対象指数などが変更される場合があります。運用報告書や金融機関からのお知らせを確認します。

純資産総額が減少し、繰上償還が予定される場合もあります。長期間保有する商品であっても、定期的な情報確認は必要です。

値下がりしたときに確認したいこと

投資ファンドを保有していれば、評価額が購入金額を下回る時期が生じる可能性があります。値下がりしたという理由だけで売却すると、その後の回復を取り込めません。

まず、投資目的や資金を使う時期が変わっていないか確認します。当面使わない資金であり、ファンドの運用方針にも変化がなければ、積立や保有を続ける選択があります。

一方、生活資金まで投資していた、想定より値動きが大きい、特定の国や業種に集中していたという場合は、投資額や商品を見直す必要があります。市場予測で売買を繰り返すのではなく、当初の資産配分から外れていないかを基準に判断します。

投資を続けられる仕組みを作る

投資ファンドを活用する目的は、短期間で売買を繰り返すことではなく、預金の一部を中長期的な資産形成へ回すことです。積立日を自動設定し、年に一度など見直す時期を決めれば、日々の価格に振り回されにくくなります。

金融機関や商品を選ぶ際も、広告やランキングだけで判断せず、投資対象、手数料、リスク、運用方針を確認します。生活に必要な預金を残し、値下がりしても保有を続けられる金額から始めることで、投資ファンドを長期的な資産管理に活用しやすくなります。

※1 金融庁「NISAを知る」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/