投資ファンドの利益はどこから生まれる?

投資ファンドから得られる収益には、投資先の値上がり、配当、利息などがあります。これらの収益から運用に必要な費用を差し引いたものが、ファンドの資産価値に反映されます。

投資先の値上がり

ファンドが保有する株式や債券、REITなどの市場価格が上がれば、ファンド全体の資産価値も上昇します。投資家は、購入時より高い価格で換金できれば、値上がり益を得られます。

反対に、保有資産の市場価格が下がればファンドの資産価値も低下します。複数の銘柄へ分散されていても、市場全体が大きく下落したときにはファンドも値下がりする可能性があります。

株式の配当と債券の利息

ファンドが保有する株式から配当を受け取った場合、その配当はファンドの資産に組み入れられます。債券から受け取る利息も同様です。

受け取った配当や利息をファンド内で再投資すれば、資産を運用しながら次の収益につなげることができます。一方、ファンドが分配金を支払う場合は、その分だけファンド内の資産が外へ払い出されます。

海外資産では為替変動も影響する

外国株式や外国債券へ投資するファンドでは、投資先の価格だけでなく為替相場も基準価額に影響します。外貨建て資産の価格が変わらなくても、円安になれば円換算した評価額が上がり、円高になれば下がる場合があります。

為替変動の影響を抑える「為替ヘッジあり」のファンドもあります。ただし、為替ヘッジには費用がかかる場合があり、為替の影響を完全になくせるとは限りません。

基準価額と口数の仕組み

一般的な投資信託の価格を表すものが基準価額です。ニュースで見る株価とは表示方法が異なるため、初めて購入する際は基準価額と保有口数の関係を理解しておく必要があります。

基準価額はファンドの一口当たりの価値

基準価額は、ファンドが保有する株式や債券などの時価に、利息や配当などを加え、費用を差し引いた純資産総額を、受益権の総口数で割って算出します。多くの投資信託では1万口当たりの金額で表示されます。

基準価額が高いファンドほど優秀で、低いファンドほど割安という意味ではありません。設定された時期、これまでの分配金、運用期間などが異なるため、基準価額の数字だけで商品を比較することはできません。

購入金額に応じて口数を保有する

投資信託を購入すると、購入金額とその日の基準価額に応じて口数が決まります。基準価額が低いときには同じ金額で多くの口数を購入でき、高いときには購入できる口数が少なくなります。

保有中の評価額は、保有口数と現在の基準価額をもとに計算されます。基準価額が購入時より上がれば含み益、下がれば含み損が生じます。