落とし穴3:分散せずに集中投資する
「この株は必ず上がる」「この通貨は絶対安全」と思い込んで資金を一つに集中させるのも危険です。
たしかに集中投資は成功すればリターンも大きくなります。しかし、その会社の業績が悪化したり、不祥事が発覚したりすれば、株価は一気に急落します。過去には名の知れた大企業が一晩で株価を半減させた事例もあります。
また特定の国や業界に偏る投資もリスクが高くなります。新興国の高金利通貨に集中した投資家が、通貨暴落によって一夜にして資産の大半を失った事例は枚挙にいとまがありません。
避け方:資産を複数に分散することです。株式と債券を組み合わせる、国内と海外を両方持つ、業種や国を分けるなど、分散の工夫でリスクを平均化できます。インデックスファンドは1本で数千銘柄に分散されるため、初心者にとって最適な選択肢といえます。