落とし穴3:老後資金をすべて投資に回してしまう

現金不足のリスク

投資を始めたばかりの方が「どうせなら全部投資に回した方が効率がいい」と考えがちです。しかし、病気や家の修繕など、想定外の出費は必ず起こります。現金が手元になければ、投資中の株を値下がりしている時に売らざるを得なくなり、結果的に損を拡大させてしまう危険があります。

バランスある資産配分が安心を生む

投資と現金は車の両輪のようなものです。投資だけに偏るのも、現金だけに偏るのもリスクがあります。大切なのは「生活費の半年〜1年分は必ず現金で確保」した上で、残りの余裕資金を投資に回すことです。

スタイル 現金の割合 投資の割合 特徴
安全重視型 70% 30% とにかくリスクを抑えたい方向け。投資は経験のための少額。
バランス型 50% 50% 現金と投資を半々に。安定と成長を両立。
積極型 30% 70% 投資を主体に。配当や値上がり益を狙うが、現金の余裕は確保。