格安SIMに乗り換える方法と注意点
スマホ料金を見直したい方にとって、格安SIMへの乗り換えは非常に有効な手段です。しかし、手続きの流れや注意点を理解しておかないと、思わぬトラブルの原因にもなります。この記事では、格安SIMに乗り換えるための基本手順と注意すべきポイントを分かりやすく紹介します。
乗り換え前にスマホの対応状況を確認
まず確認すべきは、現在使っているスマホが格安SIMに対応しているかどうかです。SIMロックがかかっている場合、各キャリアでの解除手続きが必要になります。2021年10月以降に発売された機種は原則SIMフリーですが、それ以前の端末では注意が必要です。また、格安SIMごとに対応バンド(周波数)が異なるため、事前に公式サイトなどで動作確認済み端末を確認しておきましょう。
MNP予約番号を取得して電話番号を引き継ぐ
現在の電話番号をそのまま使いたい場合は、MNP予約番号を取得する必要があります。この番号は現在のキャリア(docomo、au、ソフトバンクなど)から取得でき、有効期限は15日間です。申し込み時にこの番号を入力することで、番号を引き継いだまま格安SIMへ移行できます。
申し込みに必要な準備を整える
格安SIMの申し込みには、以下のものが必要です。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 支払い方法(通常はクレジットカード)
- MNP予約番号(番号引き継ぎ希望の場合)
一部の格安SIM会社では口座振替に対応している場合もありますので、希望する支払い方法が利用できるかを事前にチェックしましょう。
SIMカードのサイズを必ず確認する
SIMカードには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類があります。スマホによって使用できるサイズが異なるため、間違ったサイズを申し込むと利用できません。最近のスマホはほとんどがnanoSIMに対応していますが、念のため事前確認しておくと安心です。
格安SIMの申し込みとAPN設定の流れ
利用したい格安SIMを決めたら、公式サイトや店頭から申し込みます。SIMカードが届いたら、スマホに挿入し、APN(アクセスポイント名)設定を行います。設定手順はSIM会社ごとに異なりますが、公式サイトのマニュアル通りに進めれば問題ありません。
格安SIM乗り換えで注意すべき5つのポイント
通信速度の低下に注意する
格安SIMは大手キャリアの回線を借りているため、利用者が集中する昼や夕方の時間帯は通信速度が遅くなることがあります。速度を重視する方は、実績のある格安SIM会社を選ぶようにしましょう。
キャリアメールが使えなくなる
格安SIMに乗り換えると、@docomo.ne.jpや@softbank.ne.jpなどのキャリアメールは基本的に利用できなくなります。必要な場合は、別途有料で引き継ぐか、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを活用しましょう。
サポート体制が限られていることも
格安SIM会社はコストを抑えているため、店舗が少なかったり、サポートがオンライン中心になっている場合があります。対面サポートを希望する場合は、店舗があるUQモバイルやY!mobileなどがおすすめです。
解約金・残債に気をつける
現在のキャリアに最低利用期間や端末の分割支払いが残っている場合、乗り換え時に違約金や残債の支払いが発生する可能性があります。乗り換える前に契約内容を確認しておきましょう。
SIMカードサイズや設定ミスに注意
SIMカードのサイズを間違えて申し込んだり、APN設定を正しく行わないと通信ができません。端末の取扱説明書や公式マニュアルに従って慎重に作業を進めましょう。
格安SIM乗り換えの流れを表でおさらい
手順 | 内容 |
---|---|
1. 対応端末の確認 | SIMロック解除や動作確認済み端末かチェック |
2. MNP予約番号取得 | 現在のキャリアから番号を取得(15日有効) |
3. 本人確認・支払い準備 | 免許証やクレジットカードを用意 |
4. SIM申込み | 公式サイトや店舗で申し込み |
5. SIM到着・設定 | APN設定を行い利用開始 |
出典:UQモバイル公式サイト
出典:引越し侍マガジン