100万円の分け方、安心のモデルケース

では実際に100万円をどう分ければよいのでしょうか。
一例として、以下のような分け方が考えられます。

  • 安心型(守りを重視)
    ・60万円:普通預金(生活費や緊急時用)
    ・30万円:個人向け国債(元本保証で安全性確保)
    ・10万円:投資信託(インフレ対策として少額)
  • 積立活用型(つみたてNISAを利用)
    ・40万円:普通預金(すぐ使える資金)
    ・30万円:つみたてNISAでインデックス投信を毎月積立
    ・20万円:個人向け国債
    ・10万円:ロボアドバイザーでお試し運用

大事なのは「全額を投資にしないこと」。
あくまで現金を手元に残しながら、余裕のある部分を運用に回すことです。

まとめ:無理をせず、安心を第一に

60代からの資産運用に必要なのは「大きく増やすこと」ではありません。
「安心して守り、少しだけ増やす」ことが目的です。
100万円を預金に眠らせるより、つみたてNISAや国債、投資信託に分ければ、インフレや税金対策にもつながります。

無理をしない範囲で、少しずつ資産を動かしてみましょう。
安心を第一にした運用なら、100万円は将来の生活を支える心強い味方になってくれます。