安心して始められる運用方法

「難しい投資は避けたいけれど、少しはお金を動かしたい」――そんな人に向けた方法を紹介します。
いずれも少額から始められ、リスクを抑えつつ運用できるのが特徴です。

  • 投資信託(インデックス型)
    日経平均や世界の株価指数に連動する商品で、値動きはありますが幅広く分散されます。
    1万円から購入可能で、「少しずつ積み立てる」使い方に向いています。
    長期で保有すれば、インフレ対策や資産の安定成長につながります。
  • つみたてNISA
    国が用意した少額投資非課税制度で、年間120万円までの積立が非課税になります(2024年から新NISA制度がスタート)。
    通常なら利益に20%の税金がかかりますが、つみたてNISAならその分が手元に残ります。
    100万円を一度に投じるのではなく、月々3万〜5万円などに分けて積立すれば、無理なく投資を続けられます。
    60代から始めても「税金を抑えながら安全にコツコツ増やす」ことができます。
  • 個人向け国債(変動10年)
    元本保証があり、金利が市場に合わせて変動します。
    最低3年保有すれば中途換金も可能で、現金と同じ安心感を持ちながらインフレにも対応できます。
    大きな利益は見込めませんが、「減らしたくない人」には最適です。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)
    掛金が全額所得控除になるため、節税効果が大きい制度です。
    ただし加入年齢に上限があり、60歳を超えると利用できる人が限られます。
    60代前半で条件を満たす方は、老後資金づくりに役立つ選択肢です。
  • ロボアドバイザー
    AIが自動で資産を配分・運用してくれるサービスです。
    手数料はかかりますが、知識がなくても始めやすく、「ほったらかし運用」ができます。
    自分で判断するのが苦手な人に向いています。