個人向け国債は「安全性が高い投資商品」として知られています。
銀行の窓口や証券会社でも案内される機会が多く、資産運用を始めたばかりの人にとっては馴染みやすい商品です。

しかしその一方で、「買ってはいけない」と言われることもあります。
なぜそう考えられるのか、そしてどんな人に向いているのかを整理していきましょう。

個人向け国債の仕組みとは

個人向け国債は、国が個人投資家に向けて発行する債券です。
種類は大きく分けて3つあります。

  • 変動10年型:金利が半年ごとに見直され、10年間保有できる
  • 固定5年型:5年間、利率が変わらない
  • 固定3年型:3年間、利率が変わらない

最低金利は0.05%に設定されているため、金利が極端に低い時期でもゼロにはなりません。
また1年経過すれば中途換金できるため、必要に応じて現金化が可能です。