「銀行に100万円あるけど、このままでいいのか不安」「でも投資は怖い」――そんな悩みを抱える60代の方は少なくありません。
預金は安心感を与えてくれる一方で、今の低金利ではほとんど増えません。
しかも物価は上昇を続け、現金だけに頼るのはリスクになりつつあります。
では、60代からでも安心してできる資産運用とは何でしょうか。
ここでは「初心者でも無理なく守りながら増やす」ための方法を、具体的に解説していきます。
初心者がやりがちな落とし穴
まずは「避けたい運用」の特徴を知っておくことが大切です。
60代を狙った投資詐欺や、無理な運用で失敗するケースは後を絶ちません。
- 一攫千金を狙う投機
FXや仮想通貨の短期売買は値動きが激しく、経験者でも損をすることがあります。
退職金を元手に始めて大きく減らしたという声も珍しくありません。
「短期間で大きく増やす」ことをうたう商品は特に注意が必要です。 - 「必ず儲かる」という勧誘
未公開株や海外投資を装った詐欺に高齢者が巻き込まれる事件も多数報告されています。
金融庁も「元本保証で高利回りをうたう商品は危険」と注意喚起しています。
少しでも怪しいと思ったら契約しないことが鉄則です。 - リスクを理解しないまま始める
株や投資信託も、内容を知らずに購入すると値下がりで不安になり、途中で解約して損をしてしまう人が多くいます。
商品の仕組みや自分の許容範囲を理解してから始めることが大切です。