株式投資は老後の資金を守りながら増やす有効な手段ですが、初心者が知らずに踏み込むと「思わぬ落とし穴」にはまることがあります。特に60代から投資を始める方は、老後資金を大きく減らさないために注意すべき点を理解しておくことが欠かせません。本記事では、初心者がやりがちな3つの落とし穴を具体例とともに解説し、それを避けるための実践的な方法を紹介します。
落とし穴1:リスクの高い株を選んでしまう
急騰株に手を出す心理
ニュースやネットで「株価が一気に2倍になった」という話題を目にすると、誰しも「自分も乗り遅れたくない」と思うものです。特に退職後で時間に余裕がある方ほど、株価の値動きを日々チェックしてしまい、短期的に大きく動く株に惹かれがちです。
具体的な失敗例
ある新興企業の株を「将来有望」との言葉だけで購入。しかし数か月後に業績が悪化し、株価は半分に下落。結果的に50万円が25万円に減ってしまった——こうしたケースは珍しくありません。
どう回避するか
- 長年安定して利益を出している企業を選ぶ
- 1つの株に大金を投じず、分散投資を徹底する
- 「短期間で儲けよう」という気持ちを抑え、長期で構える
リスクの高い株は「見ない」「買わない」と割り切るのも重要です。