「株は若い人がやるもの」と思っていませんか?実際には、60代からでも少額で無理なく投資を始めることが可能です。特に手元に100万円の余裕資金があるなら、老後資金の一部を株式投資に回すことで生活に安心と張り合いをプラスできます。本記事では、初心者の方にもわかりやすく株の仕組みと60代からのメリットを解説します。
株式投資の基本を理解する
株を買うとは「企業に出資する」こと
株を購入するというのは、その企業の「オーナーの一部になる」ということです。たとえば有名な食品メーカーや電力会社の株を保有すると、その会社の成長や利益に応じてリターンを受け取ることができます。
株式投資で得られる利益は2つ
- 配当金:企業が得た利益の一部を株主に還元する仕組み。安定した収入源となり、年金の足しにもなります。
- 値上がり益(キャピタルゲイン):購入した株の価格が上昇し、売却したときに得られる利益。
つまり、株式投資は「会社の成長を分けてもらう」方法でもあるのです。
現金預金との違いを理解する
元本保証はないが、成長の可能性がある
銀行預金は元本保証がありますが、金利はごくわずかです。100万円を1年間預けても数十円程度しか増えません。一方、株式は元本保証はありませんが、企業の成長に応じて数%から数十%のリターンを得られる可能性があります。
インフレに強いのが株式投資
物価が上がると、現金の価値は下がります。たとえば物価が2%上昇した場合、預金100万円の購買力は1年後に実質98万円分となります。しかし株式は企業の価格設定や収益がインフレに連動するため、資産価値を守りやすい特性があります。