◆9位:銀行員がほくそ笑む「思考停止預金」。あなたの100万円がゴミになる日(35%)
[画像]「銀行に預けておけば、とりあえず安全」
もしあなたが、1ミリでもそう考えているなら…おめでとうございます。あなたは銀行にとって、最高の”カモ”です。
その思考停止した信頼が、あなたの汗と涙の結晶である100万円を、静かに腐らせていることに、まだ気づきませんか?
メガバンクが提示する定期預金の金利は、年0.002%。
これは、100万円という大金を1年間差し出した対価が、たった「20円」だという意味です。子供のお小遣いにもなりません。あなたの資産価値は、もはやその程度だと侮られているのです。
しかし、本当の恐怖はここから。
あなたがスズメの涙ほどの利息に安堵している間、「インフレ」という名の怪物が、あなたの資産を内側から獰猛に食い荒らしています。
政府が発表した物価上昇率は2.8%。
分かりやすく言えば、去年100万円で買えたものが、今年は102万8000円出さなければ手に入らないということ。あなたの100万円は、銀行に眠らせておくだけで、実質的に97万2,000円の価値にまで暴落したのです。
あなたは「何もしない」だけで、2万8000円をドブに捨てました。
安全な場所だと思っていた銀行の口座は、実はゆっくりと沈みゆく泥舟だったのです。
ですが、お金を失う原因は、こうした経済の波だけではありません。
もっと身近で、もっと断ち切りがたい”情”が、あなたを破滅へと導くケースが後を絶たないのです。
次に待ち受ける第8位の罠は、あなたが最も信頼しているはずの「あの人たち」との関係に潜んでいます…。
◆8位:家族という名の金融機関。あなたの善意を食い物にする人々(38%)
[画像]「お願い、少しだけ貸してくれない…?」
愛する家族からの、悲痛な響きを伴ったSOS。
100万円という心の余裕が、あなたに「助けてあげたい」と思わせるかもしれません。
しかし、その善意こそが、あなたの築き上げたすべてを破壊する引き金になることを、まだあなたは知らない。
驚愕のデータがあります。30〜40代の実に4割が「家族に貸した金が、永遠に返ってこなかった」と血の涙を流しているのです。
これは単なる数字ではありません。4割もの家庭で、お金が原因の根深い亀裂が生まれているという動かぬ証拠です。
家族だから、という甘え。借用書のない口約束。曖昧な返済計画。
それは信頼関係などという美しいものではなく、単なる搾取です。
あなたの100万円は、もはやあなたの資産ではありません。彼らにとっては「いつでも引き出せるATM」でしかないのです。
初めは感謝していたはずの家族の目が、次第に冷たくなっていく。
金の切れ目が、縁の切れ目。
たった数万円の貸し借りが、修復不可能な憎しみへと変わり、あなたの人間関係をズタズタに引き裂いていくのです。
しかし、外部からの脅威だけがあなたを地獄に突き落とすわけではありません。
本当に恐ろしいのは、あなた自身の心に潜む「悪魔」なのかもしれません。
次に紹介する第7位は、あなた自らが喜んで飛び込む、甘美で危険な罠です。