【3/3】暴落は“試験”ではなく“割引”——続けられる人の思考と仕掛け

下がったら何をする?

  • やること:積立は平常運転。ルール通りに“買い続ける”
  • やらないこと:構成をいじる、テーマ型に浮気、休止ボタン

下落は“割引セール”。積立は“定額で買う仕組み”だから、価格が下がるほど多くの口数が手に入ります(ドルコスト平均法)。「安いときにたくさん買えた」という事実が、後から効いてきます。

“続ける根拠”を言語化しておく(メモ推奨)

  1. 世界経済は企業の“利益の合計”で動く。短期はブレても、長期は利益の積み上げに市場が追随しやすい
  2. 全世界インデックスは“勝ち残りの入れ替え”を自動でやってくれる(衰退企業は指数から薄まり、伸びる企業が太る)
  3. 僕らの仕事・テクノロジー・消費は“昨日より少し効率的”になり続ける——この累積を丸ごと買うのがインデックス

それでも不安な日の“非常ボタン”

  • 5分ルール:アプリを開くのは月1回の残高確認だけ。平日は開かない
  • 代替行動:相場ニュースを見たくなったら、NISA残高の“累積口数”を見る(価格ではなく努力の証拠を見る)
  • ご褒美設計:積立1年達成で“自分に3,000円のご褒美”を予約(続ける動機を現実に)

用語を1行で噛み砕く

  • インデックス:市場の“平均点”をそのまま買う投資
  • 分散:タマゴを一つのカゴに入れない=一社・一国リスクを薄める
  • ドルコスト平均法:毎回同じ金額で買い続け、平均購入価格を平準化
  • リバランス:年1回、配分を元に戻す作業(全世界1本なら過度に気にしない)

いまから60秒スタートチェックリスト

  • 商品タイプは“全世界株式インデックス”でOK
  • 毎月1万円の自動積立、給料日翌日に設定
  • 初回40万→3カ月後30万→6カ月後30万の予約買付
  • 分配金は“再投資”、価格通知はOFF
  • “売らないルール”(▲20%でも止めない)をメモして保存

「いつ始めるか」で差がつくのではなく、「続けられる設計で始めたか」で差がつきます。完璧は目指さない。まずは自動化のスイッチを一つ入れるだけ。—— ここまで読んだあなたは、もう“放置して勝ちやすい側”に立っています。次は、あなたの手番です。

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